2009.02.23
第14話 第四の波!
皆さん、こんにちは。
今や世界は、大不況の中にある。これは日本のバブル崩壊どころではなく、世界のバブル崩壊だ。
「百年に一度の経済恐慌」と米国の元FRB議長グリーンスパンが言ったように、いま世界ではとんでもない大波が押し寄せている。 大混乱の時代がやってきているのだ。
このような混迷する時代に私たちは何をすればよいのだろうか。このようなときにこそ、歴史的なタイムスケールで私たちがいる時代を見てみることが大切だ! そして、私たちの天命の集積である大天命を考えることが大きな指針を提供してくれる。
未来学者アルビン・トフラーは、『第三の波』(日本放送出版協会、1980)の中で、「波」の概念に基づいて三代にわたる社会構造の変化を描いた。そして、それぞれの波は古い社会と文化を傍らに押しやると言った。
第一の波は、農業革命だった。
人類は、狩猟生活から農業をすることで定住することができた。
植物を育て、多くの子供を育てることができるようになった。
第二の波は、工業革命だった。
産業革命によって、多くの余剰製品を作り流通させることができた。
これによって、人類は急速に行動範囲を広げていった。
第三の波は、脱産業社会で、言わずと知れた情報革命であり、知識産業が急速に拡大した。
現代は、この知識革命の時代だが、すでに第四の波が押し寄せいている。しかも歴史的にみると革命と革命との間が急速に短くなってきている。
それが、「関係革命」であり「親」(しん)の時代だ。
インターネットが世界中に広がり、携帯電話が発展途上国にも及び、 いつでもどこでも世界と繋がれる時代がやってきた。
この経済恐慌に対処するためには、世界の主要国が協調しなければ解決できないことは、もう皆も承知だ。
EUの首脳が集まって協議をしたが、各国別に対処することが決まったとき、株価はさらに落下した。 そこでEUは、慌てて再度協議をし、 協調的な政策を打ち出し、先日も協調利下げを行った。
もう繋がらなければ世界経済はどうしようもないレベルにある。
今年は、黒人のオバマが米国の大統領となった。
「アメリカは黒人の国でも白人でもない。スペイン系でもアジア系の国でもない。ユナイテッド・ステーツ(連帯した国)だ!」と演説した。
これも繋がるべき時が来たことの象徴ではないか。
さらに環境問題はさらに地球レベルだ。
世界が繋がって協力しなければ、地球は人類の住めない環境になっていくのは、もう常識になっている。
これが関係革命であり、日本人が持つ大和の精神の活躍する時代だ。
世界が繋がって協調せざるを得ない。
国境、人種、宗教、業界を超えて、大和の世界を創ることが天の意志であり、
そのための大波が第四の波だ。これを実現することが大天命なのだ。
この大きな時代の波に沿って、行動する企業や人の人生は大きく拓けていく。
つまり第四の波に乗ることになる。
そのための障害が心の垣根であり、それを超えるための様々な試みが関係革命だ。この第四の波を予測し、その波に乗るために存在するのが私たちではないか。
私が同志とともに運営している「サムライ・ソーシャルネットワーク」も「個の花道場」も 心の垣根を取り払って、氣脈を創るためのものだ。
私たちがいかにこの関係革命に貢献できるかは、私たちのこれからの行動にかかっている。
世界は急速に大和の世界に動いている。私たちは結論を知ってしまった。
すでに解っている姿を創るために行動するのが、リバース・エンジニアリングだ。
皆さんは、この第四の波、関係革命をどう思いますか?
皆さん、答えのわかっていることに、共に究極の取組をしませんか!!!
第16話では、この大天命である関係革命をさらに掘り下げたい。
出口光